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自由と束縛。
自由でありたいと念じるとき、その念が個人を束縛する。
女の子は恋愛によって家を脱ぎ、第一の自由を得るという。連れて行って。行き先は第二の家である。女の子は第二の自由について思いめぐらせる。それはもう何年も。連れて行って。連れて行って。
(そもそも第一の自由にウイルスのようなものが潜んでいなかったか…)
感染して、もちこたえなかった女の子のものがたり。ジュリエットのさいわいは、恋をしたことではなく、家の大人たちに対する秘密を得たことだった。修道僧のもとへひとり向かう闇路のあかるさ。
日常のありかたをふりかえれば、娼婦的なふるまいがいちばん自由ともいえる。個であることに縛られず、暴力を呼び寄せやすく、虫みたいに殺されるかもしれないふるまい。「生きていなさい」?
(なら、どうしたって美しい束縛が必要だ)
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