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125

星を書いているのか、星間物質を書いているのか、わからなくなる。どちらも詩のようなものにはちがいない。
生活は蜜、生活はダークマター、生活は小麦粉と水、生活は…

124

うつくしくないからダメ
うつくしすぎてつまらない

といった言説において、「うつくしい」は「よい」と同義なのだろうか。「うつくしい」とはどんな状態であり価値なのか。
この評価語については、使うのをもうすこしためらってもよさそうだ。

123

いわゆる「人を見る目」は、ビジネスのうえであったほうがよいに決まっているが、こと創作者に関しては、ないことが幸いするかもしれない。
人を見る余裕が、ほかに振り向けられることが、ときとして貴重になる。

122

まごころは、つくづく続かない。後悔とか悲嘆とか。そのとき確かにほんとうだったはずのこころは。

121

「さむけ」という言葉はあっても、「あつけ」といわないのは不便。
冷えるような火照りを、どう表現しよう?

表現しなくたってかまわない。身体を受けいれるだけのこと。
表現したいなら、業を受けいれるだけのこと。

老/若、男/女、正常/異常、健康/病気、…
表現したいなら、
対義語の対称性を当てにしてはいけない。
完全な対称、完全な境界、完全な背反を信じてはいけない。

生/死。
これらの状態は共存できないが、やはり完全な対称とはいえない。
死のように停滞しながら生きている時間や人間や状態はありうる。
死んだらすべての生は絶たれる?
そう思うなら、いまごろ、こんなことを綴ってはいないよ。

120

人間が堕落しても、けだものになるわけではなく、だめな人間になるだけ。厄介事とはそういうこと。

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