« 138 | トップページ | 140 »

139

いちど手放したものは、みるみる沖へ遠ざかる。

だから手放してはならない、ということではない。
ただ、手放したなら、自分の所有物であったことをすみやかに忘れなくてはいけない。

むかし、ということは、自慢にならない。

あの赤い一点のボールは、もう、私のものではないのだよ。