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「言葉の暴力」という言い方が、実のところ、有効でないこと。
言葉や音声は、本来、暴力である。
それらのせいで、こそばゆいような細かい傷が私たちには常についている。

「心を傷つける・傷つけられる」という言い方の手軽さ。
吐き気がする。
傷は特権ではない。
細かい傷をしきりにつけあいながら語りあわずにいられないありかたを友愛と呼ぶのではないか。しかし実際、それは得がたい。私たちは弱さのあまり、傷を癒しあうことを優先してしまう。