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私が悪人だとしたら、それは、「知らないほうがよかった」と思ったことが一度も無いからだろう。
知ることが、その対象となる事物の全体性や有機性の喪失、枯死を招くかもしれない。しかし知ることができるなら、やはり、殺すことに躊躇は無い。