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おなじことを言いつづけること
おなじ人に継続的に愛されようなんて虫のいいことを考えてはいけない
わたしを愛する存在はある 永遠はない
入れかわり立ちかわり果実をついばみにおとずれる鳥たちのように
人びとがおりおり触れてくれますように
一期一会のみなさん
時になつかしく果実の味を思いだしてください
あなたがたの人生の切片を
わたしはもくもくと実らせつづけます
一生おなじ歌を 歌い続けるのは/だいじなことです むずかしいことです/あの季節がやってくるたびに/おなじ歌しかうたわない 鳥のように
(「ソナチネの木」岸田衿子)