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こどものころから考えていたのは、相手のことがだいじであればあるほど、だいじなことを告げにくいだろうということ。
たとえば。
不治の病を告げられるのはかまわないが、告げるのはたいへんむずかしいだろうということ。
だいじな相手ほど他人だから。
他人を前に、もはや最後の相談相手をうしない、このうえなく孤独な自分を知るから。
「ふたりでいても、ひとりとひとり」と言えるうちは、ふたりでいるのだから孤独ではない。
さようなら。
死ぬのはつらい。
ひとりで考えるのはとてもつらい。