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人権、尊厳、としつこく繰り返さねばならないのは、そんなものがどこにもないからだ。
まぼろしの守り手として、まぼろしを言い立てねばならない。まぼろしにことばのボディを与えつづけなくてはならない。そのつど。わたしたちは。

語られるべきもの――ことばによって生きるまぼろし。

求められるもの――ひとしずくのけだかさ。

崇高と官能とはわたしたちの社会生活とさほど矛盾しない。むしろ統べている。わたしたちは打たれつづけなくてはならない。