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217

人権、尊厳、としつこく繰り返さねばならないのは、そんなものがどこにもないからだ。
まぼろしの守り手として、まぼろしを言い立てねばならない。まぼろしにことばのボディを与えつづけなくてはならない。そのつど。わたしたちは。

語られるべきもの――ことばによって生きるまぼろし。

求められるもの――ひとしずくのけだかさ。

崇高と官能とはわたしたちの社会生活とさほど矛盾しない。むしろ統べている。わたしたちは打たれつづけなくてはならない。

216

――友達がいない。愛されない。生きることがさびしい。


ああつまりそう
君は、

「欲ばり」

だ。
欲が君を詩のことばに飢えさせる。

215

悪事をはたらかないのは善良さのためではなく、悪事に費やす時間と知恵と労力が惜しいからにすぎない。善良は怠惰の、怠惰は善良の謂。

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