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自分を被害者に当てはめてみることはたやすく、加害者になりうる可能性を想像することは(残酷な事件であるほど)むずかしい。後者は人として一般的なあり方ではないし、自己否定にもつながってしまうのだからおそろしくおぞましいことだ。

ものを書く人間は、だからこそ、後者の試みも受け入れなくてはならない。被害者には、ものを書こうが書くまいが、万人がいつでもなれるのだから。