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完全な写実があるなら、それは、ある種の境地をいうのだろう。 いちどなにかを諦めた人、いちど心のどこかが壊死した人にだけ、できる業。
(だからたいていの場合、写しとられた対象よりも、写しとった表現は、やや膨らんでいるはず)
完全な写実を受容できない人は、いつまでも若々しく、比較的若くして死んでゆく。 写実に寄り添える人ほど、はじめから老成し、老いたまま永く永く生きる。おそらく。
(あなた、ちっとも諦めてないね)
2007-07-20 耳の形について | 固定リンク