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誰かの、あるいは轢かれた猫、堕ちた鳥その他のご冥福なんてほんとうは祈ったことはない。 あるとすれば意思と感情をもつ遺族、関係者のためだけだ。 死者自身の冥福など想像できない。 死者はどこにも行かない。 この国では通常わずかな肉あるいは灰と骨をこの地上に残すだけ。 死者はここに残り、いる。いるけど、いない。 死はかなしくない。ただ、さびしい、さびしいだけ。
2008-01-02 耳の形について | 固定リンク