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object あるいは 他者について
目的語という、さびしく、きびしい用法をいつ覚えたのだろう。
目的語はかならず他者である。
私は[ ]を思う、というとき、[ ]は私ではない。
*
演じる人、俳優であることは本来、宗教的なありかたなのだろう。
他の人格を演じることは他者の前に全身を投げ出し対象となること。
他者とは最終的には超越者にほかならない。
object あるいは 他者について
目的語という、さびしく、きびしい用法をいつ覚えたのだろう。
目的語はかならず他者である。
私は[ ]を思う、というとき、[ ]は私ではない。
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演じる人、俳優であることは本来、宗教的なありかたなのだろう。
他の人格を演じることは他者の前に全身を投げ出し対象となること。
他者とは最終的には超越者にほかならない。