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リンドバーグ

★ひとこと呼びかけ 「CASSHERN」好きな人あつまれ

★ブロックF(評論・翻訳-卓越/蕩尽/世紀末/ジェンダー/クイアセオリー)

「文庫版ニーチェ全集第11巻 善悪の彼岸・道徳の系譜」
    フリードリヒ・W・ニーチェ 信田正三訳(ちくま学芸文庫)
「バタイユ著作集第8巻 ジル・ド・レ論――悪の論理」
    ジョルジュ・バタイユ 伊東守男訳(二見書房)
「肉体と死と悪魔」マリオ・プラーツ 倉智恒夫・草野重行・土田知則・南條竹則訳
   (国書刊行会)
「性の歴史」Ⅰ~Ⅲ ミッシェル・フーコー 渡辺守章・田村俶訳(新潮社)
「聖フーコー――ゲイの聖人伝に向けて」
    ディヴィッド・M・ハルプリン 村山敏勝訳(太田出版)
「ジェンダー・トラブル――フェミニズムとアイデンティティの攪乱」
    ジュディス・バトラー 竹村和子訳(青土社)
「クローゼットの認識論――セクシュアリテイの20世紀」
    イヴ・コゾフスキー・セジウィック 外岡尚美訳(青土社)

以上で終り。

最後は思想・評論で〆。

私はもともとニーチェ主義者でした。……で「CASSHERN」?(恥)

なお以上にあげた推薦書はもはや「早稲田文学」読者に向けてだけではありません。

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苦あれば楽あり

★ひとこと疑問 「自己責任」ていう人本当に自分責任負ってる?

★ブロックE(小説・翻訳-悪/怪奇/ゴシック/沈思)

「ジュリエット物語又は悪徳の栄え」D.A.F.ド・サド 佐藤晴夫訳(未知谷)
   【河出文庫版・澁澤龍彦抄訳「悪徳の栄え」正続でもよし】
「葬儀」ジャン・ジュネ 生田耕作訳(河出書房新社)
「怪奇小説傑作集」全5巻 ブラックウッド、マッケン、ラヴクラフトほか
    平井呈一ほか編訳(創元推理文庫)
「アルゴールの城にて」ジュリアン・グラック 安藤元雄訳(白水uブックス)
「箱舟」ピエール・ガスカール 有田忠郎訳(書肆山田)

ブロックF以下つづく

ほぼ幻想文学系。

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「ああ、ママに言うわ」による12の変奏曲

★ひとことレジスタンス 輸入CD禁止法反対。

★ブロックD(評論-美学/幻想/フェミニズム/言説制度/都市)

「殉教の美学」磯田光一(冬樹社)
「銀河と地獄」川村二郎(講談社学術文庫)
「女という快楽」上野千鶴子(勁草書房)
「日本近代文学の起源」柄谷行人(講談社文芸文庫)
「都市空間のなかの文学」前田愛(ちくま学芸文庫)

ブロックE以下つづく

このあたりが文芸評論に志すこととなった動機かな。

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ぽんぽんだりあ

★ひとことCM 6/26、南青山の「梅窓院」というお寺の「祖師堂」で行われる怪談会に佐藤弓生とともに出ます。

★ブロックC(小説or随筆-語り/博物誌/郷愁/詩歌/抵抗)

「山躁賦」古井由吉(集英社)
「夢の宇宙誌」澁澤龍彦(河出文庫)
「昭和幻燈館」久世光彦(中公文庫)
「緑珠玲瓏館」塚本邦雄(文藝春秋)
「神聖喜劇」全5巻 大西巨人(ちくま文庫)

ブロックD以下つづく

文学ってば、こんなのがいいくないすか。

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きりたんぽ

★ひとことCM 6月にメディアファクトリーから創刊の季刊怪談雑誌「幽」に随筆連載します。

★ブロックB(小説-少女/自由/高慢)

「山梔(くちなし)」野溝七生子(講談社文芸文庫)
「ちくま日本文学全集第20巻 尾崎翠」尾崎翠(ちくま文庫)
   【「第七官界彷徨」含む】
「甘い蜜の部屋」森茉莉(ちくま文庫)
「ナチュラルウーマン」松浦理英子(河出文庫)
「ハイブリッド・チャイルド」大原まり子(ハヤカワ文庫JA)
「幽界森娘異聞」笙野頼子(講談社「群像」2000年3月号~10月号に連載)
   【2001年3月現在単行本としては未刊】

ブロックC以下つづく

今回は『少女領域』系。
この後「幽界森娘異聞」はめでたく講談社から刊行されました。極美箱入り。

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林檎貫通式

★ひとことCM 『ゴシック的思考(仮題)』講談社より7月刊行の予定。

さて、2000年3月ころ、「早稲田文学」から、附録としてつけるCDRに
収録する特集として「これからの『早稲田文学』読者に読んでほしい数冊の本」
というアンケートを頼まれた。
どうせみんなルール破り放題なんだろうと思い、
数冊ではなく数項目についてそれぞれ何冊かずつあげて答えておいたら、
結局収録されなかった。多すぎて載せられないということだった。
他の方々はあまり大量には書かなかったらしい。ちょっと恥。

で、そのとき記した推薦書など以下に。


これからの「早稲田文学」読者に読んでほしい数冊の本
高原英理

☆各ブロックごとにどれか一冊ずつ、あるいはどこからでも合計して「数冊」、読んでいただければ、私のいだく問題系の一端が共有されることと信じる。

★ブロックA(小説-少年/自己愛/憧憬)

「豊饒の海」全4巻 三島由紀夫(新潮文庫)
「孤島の鬼」江戸川乱歩(創元推理文庫ほか)
「稲垣足穂作品集」稲垣足穂
  (新潮社版もしくは沖積舎版・内容は同じ、河出文庫数冊でもよし)
  【「少年愛の美学」「彼等(they)」「一千一秒物語」「僕の"ユリーカ"」含む】
「中公文庫版・折口信夫全集第24巻 創作4」折口信夫(中央公論新社)
  【「口ぶえ」「死者の書」含む】
「創元ライブラリ版・中井英夫全集第5巻 金と泥の日々」中井英夫
  (東京創元社、2000年3月現在未刊だが大和書房ほかの刊本でもよし)
  【「金と泥の日々」「夜翔ぶ女」「名なしの森」「夕映え少年」「他人の夢」含む】

ブロックB以下つづく

上は主に『無垢の力』関係書。

なお「創元ライブラリ版・中井英夫全集第5巻 金と泥の日々」はこの後、既に刊行されました。

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