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てみやげ

今年やった主なこと

■2■怪談関係

・怪談専門誌『幽』に「記憶/異変」連載開始

   佐藤弓生の「短歌百物語」とともに連載・現在2号が発売中
   連載第2回の末尾のところに「境界」として赤の怪の話を書いたら
   その次のページの「山の霊異記」で安曇潤平氏が
   「赤いヤッケの男」という話から始めておられたのがイイ感じ

・『幽』創刊記念イベント「怪談之怪」に佐藤弓生と出演・6/26南青山梅窓寺

   江戸時代の怪談実話集からいくつか現代語にして紹介した
   佐藤は辻征夫の詩から怪談味のあるものを朗読した
   他の出演者は木原浩勝・中山市朗・京極夏彦・東雅夫・唐澤俊一・
   山田誠二・南條竹則・化野燐・加門七海・MOTOKO・福澤徹三・平山夢明
   の各氏
   後で京極夏彦氏の発案により各出演者の語った内容を別の出演者が
   各自のやり方で書くことになり、私は山田誠二さんの語った話を
   「つむじ屋敷」として『幽』2号に載せた
   私の語ったものはもともと別人の著作ゆえ、その中の
   「猫蜜柑」の話を自分で語り直して記す
   なお、「猫蜜柑」の記述の中で「とある賢人」とあるのは京極氏をさす

・『稲生モノノケ大全 陽の巻』掲載用の短篇小説を秋里光彦名義で提出了

   これは来年春頃毎日新聞社から刊行予定

■3■その他

・「群像」誌4月号にコラム「桜の下に埋めたい記憶」として「思惑」掲載

・「文學界」誌12月号に橋本治についての「書くことの始まりに向けて」掲載

・ちくま文庫「稲垣足穂コレクション」第2巻解説「未来基準」を提出

   来年2月頃刊行予定

・第43回日本SF大会「G-con」でのパネルディスカッション
 「文学とコスプレカルチャーの間2」に参加

   8月21日(土)~22日(日) 岐阜県 岐阜市 長良川国際会議場
   他の参加者は牧野修・夏一葉・小谷真理・尾山ノルマの各氏   

・『うさと私』を小部数の私家版として制作

   刊行後品切れのままだったもの
   佐藤弓生の小歌集『真珠区異聞』、関係している同人誌「別腹」とともに
   文学フリーマーケットで販売・11/14秋葉原中小企業振興公社
   このときは「コミックFantasy」版元、榎本司郎事務所の
   榎本さんのご好意でブースの一部をお借りした

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歓待の掟

今年やった主なこと

■1■ゴシック関係

・『ゴシックハート』刊行・9/15講談社
   この日記の最初から記述のあった件がこれで一旦完了
   ただしまだ遣り残し・新たな展開予定あり

・「夜想」復刊第2号「特集ドール」に「ゴシックドールの系譜」寄稿

・「ダ・ヴィンチ」2005年2月号の記事としてD[di:]さんと
   「ゴシックな心」について対談
   当特集の掲載された号は私には届いているが、
   あと10日くらいで店頭にも並ぶ

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ウリッセの帰還

トップにも出ていますが2005年1月29日(土)のトークについて

チラシに載せる文面から


ジュンク堂書店池袋本店「JUNKU 連続トークセッション」

入場料1000円(ドリンク付) 4階カフェにて 定員40名(お電話又はご来店にてお申し込み先着順)

お問い合わせ 03-5956-6111(池袋本店)

1月29日(土)18:00~

~『ゴシックハート』(講談社)刊行記念~
あなたの中のゴシックハート

なぜこんなにもゴシックが私たちを魅了するのか。
時代を超えて志向され続ける「ゴシック」。ゴシックとは何か、という初歩からその魅力まで澁澤龍彦・中井英夫の後継と目される小説家・文芸評論家、高原英理と雑誌『幽』編集長、東雅夫が語ります。ゴシックの新しい世界とあなたの中のゴシックハートを発見して下さい。

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スリーピー・ホロウ

本日は海馬から移送されて間もない程度の記憶

2004/12/09のこと

「ダ・ヴィンチ」2月号(1月発売)内「ミステリー ダ・ヴィンチ」での
「あなたの中にあるゴシックハート」特集のため、D[di:]さんとお話する。
司会を神無月マキナさんにやっていただいた。
於・赤坂プリンスホテル旧館、おたがいゴスに装ったのを森豊さんによる写真撮影あり。掲載予定。

そのままのなりで早稲田文学新人賞受賞パーティへ。
知り合いひとりひとりから服装・容姿についてコメントあり。

帰宅後、読売新聞水曜夕刊「本よみうり堂トレンド館」デスクの方から、そこでのコラム「評判記」の定期執筆者に加えたいという依頼ファックスが入っていることを知る。来年1月から。快諾。
6週間に一度ずつ、最近の新刊でよいと思ったものを紹介する。1000字。


なお、東雅夫氏とのトークショーでもこの日の衣装に近いものが見られる予定です。

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戦場のメリークリスマス

来年1月以後、ちくま文庫から「稲垣足穂コレクション」全8巻が刊行されます。
その第2巻の解説を依頼され、快諾。
解説の対象が『ヰタ・マキニカリス』前半というのがありがたい。

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漸近線

最近ときおり、記憶測定というより未来測定になっていますが、今回もわずかながら未来のこと。

雑誌「ダ・ヴィンチ」の2005年1月に発売される号にゴシックが特集されます。
そこで近く、ノベルコミック作家・イラストレーター・モデル・ミュージシャンのD[di:]さんと対談することになりました。
現代のゴシックって何? という話をする予定。

ところで最近、友人にD氏著『ファンタスティック・サイレント』の後半の話を読ませて泣かせている。
みなたいてい泣きますね。

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