無常門
二階堂奥歯著「八本脚の蝶」ポプラ社から届く。
西崎憲、穂村弘、佐藤弓生らとともに私も短い文を載せている。
蝶の翅の模様が表紙なのだが
ネット上の書影では 翅の模様だけが強調されて
なにか異様な怪物が口を開いているようにも見える。
そういう感じで出されてもよいとは思うが、
実物を見るとかなり印象が違っていて
重厚かつ瀟洒で特に背表紙の飾り文字が綺麗。
カバーをとって広げると蝶が翅を広げている像になる。
この本、著者の自死までの日記だが
いずれ、たとえばシルヴィア・プラス「のような」
意識の女性にはバイブルになるかも知れないなと思った。
自分が文を寄せているので活字メディアでの紹介とか書評はしないが
何年か後に、何か言及することもあるかも。
むろんその前にいろいろなところで話題にもなるでしょう。
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