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モンタギューとキャピレット

最近の執筆メモ01

既にでたもの

01 二階堂奥歯『八本脚の蝶』(ポプラ社刊)

巻末「記憶――あの日、彼女と」というところに佐藤弓生とともに寄稿。
「主体と客体の狭間」というのがそれ。
お読みいただけばわかるように、『ゴシックハート』の末尾に記した「ゴシックな記憶」の女性はこの人です。

02 フリーペーパー版「早稲田文学」2号に連載の「リテラリー・ゴシック」02

ネオ・ゴシックの作家パトリック・マグラアの「天使」から、悪魔だけでなく天使に向けられたゴシック的視線について。須永朝彦の「天使」についても少し触れた。
エヴァンゲリオン以後、天使もまた異様な怪物であることが広く認められたのでは? もともとユダヤ教の天使はかなり怖いのばっかりだそうですが。

03 「彷書月刊」2006年3月号「特集 アドニスの杯」に「遠い記憶として」寄稿

この「アドニス」というのは三島由紀夫・中井英夫・塚本邦雄らが匿名でやってたゲイ専門誌です。
新版三島全集に、三島が匿名で発表した「愛の処刑」が収録(ただしこれが掲載されたのは「アドニス」の別冊の「アポロ」)されたことや堂本正樹による回想がよく読まれたこと、そしてなんか「アドニス」が古本の世界で少々話題になってるらしくて特集となったもよう。
最初はアドニス的アンダーグラウンドゲイ文学の文学史的意味とかなんとか望まれたが、実際手に取ったこともない雑誌について書くのは無理、よって、完全に部外者として1960~80年代に三島や中井、塚本といった作家たちのゲイテイストをいかなる形で受容してきたかという報告に徹したものとした。論文ではなく回想エッセイなので比較的書きやすかった。

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