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クルト・ワイル

ちょいゴスのこと。
作家の牧野修さんが半ば冗談で「ちょいゴスおやじ」という言葉を発案しておられた。
ゴスといったってゴスロリばかりがすべてじゃないし 、40代から50代くらいのおやじには澁澤龍彦や平井呈一をよく読んだ人も多いはず。
幻想文学とノワール系に好みがあればあなたもちょいゴスだ。
ということで、どっかでやれないかな、ちょいゴスおやじ特集。

ところで以前、千野帽子さんと話したとき、「オヤジなのはそのとおりだからいいけど、『ちょいモテおやじ』とか、嫌ですよね」と言っておられた。
そのニュアンスはわからなくもない。
メディアが「いい気にさせてやろう」として作り出した流行語を真に受けて「オレ、ちょいモテおやじ?」とそのままいい気になっている愚かさとか、意識の低さ、独りよがりの格好悪さといったものに千野さんは敏感だ。
とてもセンスと頭のいい人だからその嫌悪は仕方ないと思う。

とはいえ、私はもう少しゆるくやりたい。
田舎な、センスの悪いものにあまり過酷になりたくない。
「いい気になる」ということもある程度はいいと思う。
私自身がセンス悪いからだ。
せめて「ちょいゴスおやじ」にはいくらか自嘲のニュアンスをこめて使いたい。
といっても、ここ一年くらいの耐用年数かもしれないが、あんまり細かいことは言わないで、ゴスは女性と若者限定と思わないで、ゆるくていいからちょっとだけゴスぶってみようよ、40代以上の男性たち。

むろん私自身は「ちょいゴス」じゃ駄目なので、「もろゴスおやじ」を貫きたいと思います。

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