« ジョージ・マクドナルド | トップページ | 首 猛夫 »

ドリトル先生月へ行く

最近、ノイローゼという語を聞かない。神経症という言い方もあまり聞かなくなった。
代わりに鬱病、パニック障害、境界例、統合失調、解離性障害といった言い方で示されることが増えたみたい。
そこには軽度の場合も含まれるが、こういう用語だとそれがあきらかに障害であったり病気であったりすることが明確に示される。
聞いた側は「でもたいしたことない、気のせいだ」とはもう言えなくなっている。
振り返って二十年以上前、何か暗くしていたり辛そうにしていたり、行動がおかしかったりすると「そんなの神経だよ」といわれたりしたものだ。
「ノイローゼ」という言い方だと今でも「ただのノイローゼだろ」みたいな認識があって、鬱病とかパニック障害だとか言われないうちは相手も本気でそれを病気と思ってくれないような気がする。
「それはノイローゼ」多用時代はそう言われた人はとても悔しかったはずだ。風邪をひいて熱があれば「仕事休んでいいよ」と言われるのに心がやられているときは「気にするな」ではね。しかも本当にもっと大変なときも「たかがノイローゼ」みたいに言われるんじゃさ、本人が勝手に悩んでるみたいに思われてたですね。
それが今は別のもっと深刻な症例名を得て確かに「病気」と認知されケアされるようになったということかな。
そこから生じる問題もあるはずだがかつてより繊細な認識になっているとは言える。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/187731/12423292

この記事へのトラックバック一覧です: ドリトル先生月へ行く: