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ジョージ・マクドナルド

以前「ダ・ヴィンチ」に掲載されたものですが怪談についての記憶としてここに再録します。初めて感銘を覚えた怪談本は? という問いへの回答です。昨日あげた本をもう少し詳しく記しています。

もっとも印象深かった怪談本

高原英理

 講談社刊『世界の名作怪奇館』第5巻日本編『まぼろしの雪女』(1970)は小泉八雲「雪女」「鳥取のふとんの話」「耳なし芳一の話」、芥川龍之介「妖婆」、岡本綺堂「西瓜」、上田秋成「蛇性の婬」、江戸川乱歩「鏡地獄」を収録。保永貞夫訳・解説。創作中心だがいずれも怪談と呼んでさしつかえあるまい。児童書なのでリライトではあるものの、後に原典にあたっても印象は変わらず二度楽しめた思いが強い。解説も挿し絵もよかった。特に綺堂の「西瓜」が、明白な因果によらない、といって全く偶然でもない、いわば捻じれの位置にあるような因果関係で怪異が起こる。本当に不思議で水際だっていて凡百の因果話を色褪せさせた。

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