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イジドール・デュカス

創元ライブラリ版『中井英夫全集』第12巻が刊行され、遂に全集が完結した。

全巻とおしてのプロデューサーであり解題者である本多正一さんから贈呈されたので昨日、お礼のメールを送った。ここには普段から口にしている私の意見が含まれており、また、個人情報的な問題はないと思われるのでそのまま掲載する。

『中井英夫全集』第12巻お送りいただきありがとうございました。
今年前半期、武蔵野大学で創作について講義しましたが、そのさい、以下のように語りました。
「いかに広く多くに読まれる作家でも、ただ幅広い人気があったというだけで
あれば死んだ後は大抵忘れられる。死後にその著作が重要な文化的遺産
として刊行され続けることと、移り気な一般人からの人気とは関係ない。
決め手になるのはその作家を最も深く愛し、世に知らしめようと努め続ける
特別な人が一人いるかどうかだけである」
本多さんを念頭に置いて語ったことであるのは言うまでもありません。

全集完結、おめでとうございます。

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