わんこそば
そろそろ「早稲田文学」08が配布され始めているようですね。
今回の「リテラリー・ゴシック」は一話完結せず次回に続くものですが
これについてはしばらく何もコメントしないでおくこととします。
詩人なら詩壇、歌人なら歌壇、俳人なら俳壇、そして純文作家なら文芸誌
ミステリーにもSFにもそれぞれの世界があるし
また思想的な区分なら左翼とか保守とかフェミニズムとかネオリベとか
というわけでそれぞれ確実にアイデンティファイできる分野がある人はいいんですが
私には本当に十分に手足を伸ばせる居場所というのがなかった。
「幻想文学」誌に書いていたころも、幻想文学、というジャンルならよかったのだが、実のところ「幻想文学」は、ミステリーやSFのようにそれとして自立し内部者を保護し無理解な外部に自己主張し、団結の根拠となるジャンルとは言えなかった。
それで、ヨーロッパ型の幻想文学と三島的な耽美純文学、乱歩的なミステリー・ホラー、澁澤的な綺譚、中井的な現体制へのなんかヤな感じ、といったのを全部一緒にした上、カトリック的様式への嗜好という文脈で「ゴシック」と呼んでみたらこれが一番居心地がよかった。
ので今は「ゴシック」という、自分で勝手に決めた分野の人のつもりでいます。
近く『ゴシックハート』以後の思考をまとめることができそうなので改めてアイデンティティを考えてみたところ。
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/187731/13691143
この記事へのトラックバック一覧です: わんこそば:
最近のコメント