惑星
11/25の読書会においでくださった皆様どうもありがとうございました。
そのときもいくらか申しましたが、来年、これまで各方面に発表してきた文芸評論の中のとりわけよくできたものを集めて一冊にしてくださるところがあり、これをひとまず区切りとして、評論活動はほぼ休止します。
理由は、ひとつに現在、純文学誌等で、文芸評論家を小説家のためのトレーナーかレフェリーとしてしか認めない傾向が以前より強まっている様子が厭になったこと。もし評論をやるにしてもこの状況が去ってからのほうが楽しくできるだろうということです。評論そのものは今も好きなんですがね。
なので、この先しばらくは、これまでできないままになっていたフィクションのプランの方を実現させてゆこうと考えています。
小説は足穂を範とするものと乱歩を範とするものとを交互に続けることになるでしょう。
『神野悪五郎只今退散仕る』は足穂系、『闇の司』は乱歩系ということになります。
短篇の「青色夢硝子」は足穂系、「日の暮れ語り」は乱歩系。
なお『神野悪五郎』は続編を予定しています。
さらに『ゴシックハート』『ゴシックスピリット』に続く『ゴシックストーリーズ』という短編小説集も予定。これは特にホラーとは限らないのですが、でもどちらかといえばやっぱり乱歩系かな。ちょっとだけ「ガロ」風な感じでもやれるといいな。
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