« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »

惑星

11/25の読書会においでくださった皆様どうもありがとうございました。

そのときもいくらか申しましたが、来年、これまで各方面に発表してきた文芸評論の中のとりわけよくできたものを集めて一冊にしてくださるところがあり、これをひとまず区切りとして、評論活動はほぼ休止します。
理由は、ひとつに現在、純文学誌等で、文芸評論家を小説家のためのトレーナーかレフェリーとしてしか認めない傾向が以前より強まっている様子が厭になったこと。もし評論をやるにしてもこの状況が去ってからのほうが楽しくできるだろうということです。評論そのものは今も好きなんですがね。
なので、この先しばらくは、これまでできないままになっていたフィクションのプランの方を実現させてゆこうと考えています。

小説は足穂を範とするものと乱歩を範とするものとを交互に続けることになるでしょう。
『神野悪五郎只今退散仕る』は足穂系、『闇の司』は乱歩系ということになります。
短篇の「青色夢硝子」は足穂系、「日の暮れ語り」は乱歩系。
なお『神野悪五郎』は続編を予定しています。
さらに『ゴシックハート』『ゴシックスピリット』に続く『ゴシックストーリーズ』という短編小説集も予定。これは特にホラーとは限らないのですが、でもどちらかといえばやっぱり乱歩系かな。ちょっとだけ「ガロ」風な感じでもやれるといいな。

| | トラックバック (0)

日々の泡

昨年から今年にかけて素敵な方たちと対談の機会を設けてもらってうれしいうさぎ
(まど・みちおの詩の真似ね、「うさぎに うまれて うれしい うさぎ」)

特にここ数か月は多くの方と公開で話せてよかった。
公開では行わないけどその内容が活字化・刊行されることになる対談が今年、まだあとふたつくらい。

これまで、依頼とか仕事で、ともに話す機会をいただいた方に不満を感じたことってないな。
どれもライヴだからその場にならないと成功失敗はわかんないけどね。

| | トラックバック (0)

ルートヴィヒ

『神野悪五郎只今退散仕る』映画化に向けて現在準備中とか。

| | トラックバック (0)

うるうる

11/8  池袋ジュンク堂での、やなぎみわさんとの対談
11/11 西荻窪スタジオ・マーレでの、小谷真理さんとの対談
いずれもとてもよい話ができ、満足でした。
今回は「ゴシックとは何か」という前提となる説明を省いたため、より深いところまで語れた気がします。
こういうことなら以後ももっとやりたい。

おいでくださった皆様、どうもありがとうございました。

さて、今月はあともう一回、
『神野悪五郎只今退散仕る』について、ソロでお話しします。
11/25(日)14:00~16:00、雑司が谷地域文化創造館、参加費500円です。
これまでのゴスの話とはやや異なりますが『神野悪五郎只今退散仕る』にご興味のある方は是非おいでください。
自分の創作方法についてのこと、幻想文学新人賞前後の頃の奇妙な運命的決定のこと、かつての「幻想文学」誌周辺の裏話、等、これまで語らなかったいくつかの話題も加えてお伝えしたいと考えています。
お申し込みは以下からお願いいたします。

講演会ドットコム

http://www.ko-enkai.com/contents/event/index.htm

| | トラックバック (0)

うはうさぎのう

東京新聞・中日新聞で

小谷真理さんが『ゴシックスピリット』の評を書いてくださいました。

11/4です。

ウェブ上でも読めます。

http://www.tokyo-np.co.jp/book/shohyo/shohyo2007110404.html

見てもらいたいところを見てもらっています。
ありがたい。
もちろん、ともかく評していただけるだけでありがたいのです。
でもかゆいところに手が届く評をいただけるというのはやはり何よりです。

| | トラックバック (0)

« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »