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いい年でした

今年は小説一冊、評論一冊、いずれも望むとおりの形で刊行していただけた上、さまざまなところでご紹介ご評価いただいて幸せでした。

なお、佐藤弓生もまた今年、第二歌集『眼鏡屋は夕ぐれのため』が重版の上、高い評価を得たようなのでそちらの方でもよい年でした。

これまででも最高の年だったのではないかと、振り返れば思います。

来年は

■まず、雑誌等に既発表の主要な評論を集めた『月光果樹園』(仮題)の刊行が予定されています。
評論の本そのものが刊行されにくくなっている最近、描き下ろしでない「作品集」としての評論集なんてなかなか出ませんね。
私の場合もこれは初のことですが、皆様のありがたいご支援の結果、実現することとなりました。
最近の私はもっぱら『ゴシックハート』『ゴシックスピリット』の方向を主としていますが、かつての『少女領域』『無垢の力』的な問題についての批評をお読みになりたい方にお勧めします。今回は特に幻想文学への言及を中心として編集されています。
ほかに評論では、自分の部分の原稿は渡したまま、未だ出ていない競作集『〈意外性〉の文学論』(仮題)(ミネルヴァ書房)が早く刊行されることを願っています。

■穂村弘さんとの対談集『あこがれこざる』のための対談があと一回で終わることになりそうなので、順調なら秋くらいに刊行かな。

■フィクションのほうは今仕込んでるところ。ちょっと大変かも。
なのでこの先、本あるいは刊行物にならないことはできるだけリストラさせていただきます。
イベントにも出場者として呼ばれたもの以外はなるべく行かないようにしたいと思いますが、既にひとつ、2月に「夜想」関係の鼎談に呼ばれているものがあって、こういうのは趣旨と予定があえば出ます。

ゴス系のお知らせ三つ

■ゴシックカルチャー研究誌「コムニオ」6号、特集「侵蝕」ができました。近く無料配布。
小谷真理さんへのロングインタビュー「トランスローカルゴシック」掲載。
ただ残念ながらこの雑誌は6号で休刊することになりました。
そこでこれとは別に、しばらく後、特別号として樋口ヒロユキさんとの対談の記録「ゴシック・ロリータ・日本」が刊行されます。
こちらも無料配布のはずなので「コムニオ」と同じ所定の場所で入手できるでしょう。
今年、樋口氏の『死相の血統 ゴシック・ロリータの系譜学』刊行記念として行われた対談です。

■来年早々「トーキングヘッズ叢書」(アトリエサード)で、かつての「ゴシックテイスト」特集の方向性を徹底させた、新たな「ゴス特集」(仮題)が出ますが、ここで樋口ヒロユキさん・小谷真理さんと鼎談をしています。
「トーキングヘッズ叢書」は気になる特集が多くて、最近は大抵買っていたのですが、自分が参加するのはこれが初めて。

■横浜美術館で「GOTH展」開催中。2008年3月26日(水曜)まで。私は直接関係していませんが、企画者の方によれば、私の著書から企画のコンセプトを得たとのお話でした。そうしたこともあって期間中、関連商品のところに『ゴシックスピリット』を置いていただいています。

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