リート
ゴシックとは飽くまでもマイナーな意識なのだ。と思っていたら、いつの間にか現在、あらゆるメディアでゴシックなものが愛されている。いや、ゴシックについては「愛される」という言い方は正しくない。それは愛らしいものではなく、撫でられるため素直に頭を差し出す種類の表象ではない。それは人に突然の衝撃と驚きを与え、かつ、度はずれた何かの可能性をほのめかす。そこに確かに何かあると感じた人はゴシックな想像から離れられなくなる。半ば無意識の命ずるままに人はゴシック者となる。よって、魅惑される、魅了されると言おう。至るところでゴシックな映像、物語、オブジェが私たちを惹きつけようとしている。
『ゴシックハート』後記より
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/187731/17950927
この記事へのトラックバック一覧です: リート:
最近のコメント