異人組合
傘さえさせば人は幽霊になる(古井由吉『仮往生伝試文』より「すゞろに笑壺に」)
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昨日の映画『吸血』上映会はご来場者が劇場いっぱいで、よいことでした。
プレトークとして吉本監督とお話したが「プレ」というのはなかなか難しい。
これから見る人の興をそいではいけないので。
でもなんとかできてこれもよかった。
こういう、「おまけ」的な応援は気楽でよいが、しかし、「おまけ・高原英理」がかつての「グリコのおまけ」(古っ)的売りにならないのは残念ながらご勘弁だ。
でも私のように、つまんないものでもおまけがついてると嬉しい人もいるでしょう。
おっと吉本監督の話はなかなか聞けないことでおもしろかったから、まあそれで。
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もう明日になってしまったこれ、映画「吸血」上映会、3/18、20:00~原宿キネアティック
上映前に30分くらい、監督と対談しますので本編上映は20:40から
映画はいいと思います。
あとは吉本監督からいい話が出るかどうかだけですね。
その興味でおいでいただけると幸い。
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3/11きのこ歌会御礼。
平日しかも木曜日にもかかわらず先月にも増して盛況でした。
ご来場のみなさまありがとうございました。
予約締め切りでおいでになれなかったみなさま、まことに申し訳ありません。
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私自身はtwitterやってませんが、さっきたまたま知った。
『言葉それぞれ電磁場となり 遠き世の恋人たちに届く空耳』高原英理
とつぶやいておられる人がいて、清明さんという方らしい。
この歌は随分前、歌誌「かばん」所属だった杉崎恒夫さんのご好意から、かつてお勤めの三鷹の天文台をご案内いただいたとき、「天文台吟行」として提出したものだ。ある歌人の方に特にお気に入っていただけた記憶あり。
その頃はまだなかったけれども、今見ればこれ、twitterの予言みたいな歌ですね。
ただもともとは遥か時間をも越えて何万年何億年も未来や過去に、かすかな言葉の断片が届くようなニュアンスのつもり。
ともかくそう悪くない歌と思っているのでこんなふうに引用してもらえるのはよいことです。
私が著書等で公にしている詩歌は、本文の誤記なく、また作者名を正確に明記してくださるならいくらでも引用してくださってけっこうです。ときどき高橋英理とか間違えられてるとへこむけど。
なお、杉崎さんはまことに残念なことに昨年、お亡くなりになった。
近く歌集が刊行されるそうです。
ご案内いただいた当時、既にご高齢だったのですが、少年のようにシャイで繊細で、モダンでときどきユーモラスで、とても素敵な歌をお詠みになる方でした。
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3/11(木)カフェ百日紅でのきのこ歌会、早くも定員に達しましたので受付を終了いたしました。
ご連絡いただきました皆様ありがとうございます。
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「日々のきのこ」発表記念・カフェ百日紅「きのこ歌会」
3/11(木)20:00~に開催、とお知らせしましたところ、石川美南さんの人気からか、瞬く間に参加希望の連絡があって、定員を超える可能性も出てきましたので、急遽、ご連絡いただいた方先着12名様までとなりました。ご連絡は上記サイトから。あと僅かで満席です。
今回は朗読会の場合と違い、ともかく向かい合いお話し合いをする催しなので、椅子の数が足りないとなかなか難しいものがありまして、ごめんなさい。
またなんかそのうちやります。
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自民党が徴兵制検討を示唆したとかで、それに関して逸早く「自民が徴兵制検討を示唆、賛成?反対?」というネットリサーチがライブドアにあった。
http://research.news.livedoor.com/r/41510
結果を見ると案の定、賛成が五割は超えないがそれに近くある。
しかしですよ、この問いはおかしいね。
わたしたちのほとんどは閣僚でも政治家でもないから、徴兵を決める側ではなく、決められて徴兵される側でしょう。
私ならこう尋ねます。
「あなたは徴兵されたいですか?」
そしてネットに限定しない、国民全体へのこの問いに「はい」が六割を超えたら、堂々と徴兵制を導入したらよいでしょう。もちろんそのときは六割の希望者からね。
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自己言及っていつも退嬰的で、でも楽しい。
何によらず、ネット上では書いておいた者勝ちという考え方に従い、以下記す。
ときどき本当にほんの一部の作品だけで判断されていることがあって、正直悔しい。
そこでもし、図書館とかで簡単・無料に読めるとしてですよ、
高原英理(秋里光彦)の2010年3月までに発表の小説・詩は、だいたいこの最初にあるのから読んでみて価値を考えていただきたい順リスト(とはいえ最初の七作は本当は同位くらい)。
「できのよさ」から考えたのではなくて、「代表作度」がはっきりしてる順。
これの20位くらいまで読んでいただけた人になら何を言われてもかまわない。ただ御礼です。
「闇の司」
「グレー・グレー」
「日々のきのこ」
「影女抄」
「町の底」
「青色夢硝子」
「うさと私」
「樹下譚」
「かごめ魍魎」
「神野悪五郎只今退散仕る」
「水漬く屍、草生す屍」
「憧憬双曲線」
「クリスタリジーレナー」
「日の暮れ語り」
「猫書店」
「緋の間」
「呪い田」
「帰省録」
「少女のための鏖殺作法」
「石性感情」
「ひとさらい」
「桜の下」
「滄溟の肌、蒼穹の爪」
「ゆめが三つ立っていた話」
「六月の夜の都会の空」
「たヾうたかたの」
「よくない道」
「悪夢狩り」
「千の塔」
「失影女抄」
「精霊夜」
「夜迷い奇聞」
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個人的に信じられるあるいは信じたい迷信というのが文学の基本だと思う。
たしかカート・ヴォネガットはボコノン教とかいってなかったかな。
だいぶんニュアンスは違うが、基本的に無害な信念みたいなものを生きるよすがとするのではなかったか。
たとえば、死後も人の魂はある、とかいうのも個人的迷信でかつボコノン教の実践だ。
もっと文学的なレトリックで、そういわれればそんな気もしてくる、みたいなのが自分の理想。
ただし、無害であること。それを信じるのは私だけで、そのことを記しても読者は面白がるだけであって、公の真実にはならない。「大説」に対する本来の意味での「小説」だ。
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