ベルセルク黄金時代編完結を見る
劇場版「ベルセルク 黄金時代編Ⅲ降臨」をようやく見てこれで黄金時代編完結まで見た。
内容はTVアニメ版でわかっていたからとりたてて大騒ぎしないが、というより、TV版の結末の異様さ、ここで終わりかよ、これでいいのか感の驚き具合があまりに酷かったので、映画版はむしろガッツたちが救われているところが強調されて見えた。
因果関係も最小限度ではあるが示されているし、何より髑髏の騎士が意味あって登場するので、「こんなことになって、もうこの世には身ひとつ以外頼るものもない」という感じを与えたTV版の絶望感を大きく打ち消し、「ただ一人だがここに強大な味方がいた」という安心の方が大きい。
それほどTV版の絶望感は大きかったのだなと今更思うところであります。
実のところ、あのTV版は意図してどん底に落とそうというよりも、鷹の団の栄光を存分に描いていたら後の破局のための回が不足してきたのと、どうせ酷いんだからそんなところはもうちょちょちょっと最後二回だけで済ましておこう、みたいな制作側の流れを感じたが。
そのせいで、いったいあれでどうやってガッツは生き延びたのか全然わからないまま、なんだか古巣に戻ってきたというエンディングの後の数秒のシーンだけで描いていて、それも「何これ」だった。
その反省に立ってか、映画版では「蝕」の場面をより長く、またその因果のところもよくわかるように、さらに、満身創痍ではあるがかろうじて生き延びた経緯、その後の状況まで、実に丁寧に描いていた。
その分、絶望感が減るのは仕方ない。
こんなわけで、かつてTV版見た人は映画版を見て、むしろほっとするのではないか。
ああ、髑髏の騎士、いい人だなあ。とかね。
因果関係も最小限度ではあるが示されているし、何より髑髏の騎士が意味あって登場するので、「こんなことになって、もうこの世には身ひとつ以外頼るものもない」という感じを与えたTV版の絶望感を大きく打ち消し、「ただ一人だがここに強大な味方がいた」という安心の方が大きい。
それほどTV版の絶望感は大きかったのだなと今更思うところであります。
実のところ、あのTV版は意図してどん底に落とそうというよりも、鷹の団の栄光を存分に描いていたら後の破局のための回が不足してきたのと、どうせ酷いんだからそんなところはもうちょちょちょっと最後二回だけで済ましておこう、みたいな制作側の流れを感じたが。
そのせいで、いったいあれでどうやってガッツは生き延びたのか全然わからないまま、なんだか古巣に戻ってきたというエンディングの後の数秒のシーンだけで描いていて、それも「何これ」だった。
その反省に立ってか、映画版では「蝕」の場面をより長く、またその因果のところもよくわかるように、さらに、満身創痍ではあるがかろうじて生き延びた経緯、その後の状況まで、実に丁寧に描いていた。
その分、絶望感が減るのは仕方ない。
こんなわけで、かつてTV版見た人は映画版を見て、むしろほっとするのではないか。
ああ、髑髏の騎士、いい人だなあ。とかね。
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