ちいさくてころん
としたものが心惹く、というのは普遍的なのか。
ふかふかの毛玉のような生き物の動きから目を離せないのはすべての人がそうか。
うさぎの子とか。
たいてい一日に一回はそういうのを見ていることに気づいたわけだが。
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としたものが心惹く、というのは普遍的なのか。
ふかふかの毛玉のような生き物の動きから目を離せないのはすべての人がそうか。
うさぎの子とか。
たいてい一日に一回はそういうのを見ていることに気づいたわけだが。
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やや遅くなったが殊能将之氏追悼。
『黒い仏』なんかは「俺たち大喜び」だったが、ただその喜びをどこまで主張するのがフェアなのかは迷うところでもあった。
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ロバート・ロドリゲス監督映画。B級映画オマージュ・ホラーアクション「プラネット・テラー・イン・グラインドハウス」をタランティーノの監督作「デス・プルーフ・イン・グラインドハウス」とともに「二本立て」で公開したさい、フェイクの予告編がいくつか挟まれた。そのときのひとつが「マチェーテ」で、鉈の意味だそうである。大鉈を持ったごつい顔の男がヒーローらしい、という予告編だったが、その後、本気で映画化された。
昔のマカロニ・ウェスタン的に誇張された非現実的な残酷描写が多いがそれもわざとらしくやっていることがわかっておもしろい。見せ場だらけである。ストーリーもそれらしいが、けっこう緻密にできているようにも思う。そんな馬鹿な的な展開はあっても、見終わって許されないものと許されるべきものとが正しく分別されていることが感じられて爽快である。いいものを見た。
近く続編が作られるという。
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うさと歩いていると、道端に大きなカエルがいたのである。
たまに轢き潰されていることがあるので、これはいけないと思い、道の端に寄らせようとするが、当のカエルはさらに中央へ進もうとしているではないか。
ならばと思い、自動車のこない内に早く渡りきらせようと、足先で促していると、そうされるたび少しずつ進んでゆく。道の半分を過ぎた頃、オートバイが近づいてきた。危ない。
このとき、とっさにうさは手でカエルを掴み、向かう側にある草むらに運んだのであった。
この勇気あるうさの行動を称えよう。
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ロリン・マゼール指揮、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、4/18サントリーホールの公演でブルックナーの交響曲第3番とヴァークナーの序曲ほかを聴いた。
前半の「タンホイザー」序曲に「ヴェヌスベルクの音楽」が続けて演奏されたので開演後30分を越え、さらに「トリスタンとイゾルデ」前奏曲・愛の死、とで50分近くになった。
後半でブルックナーの3番、が、それだけでなく、アンコールに「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲というもので、3番だけでも驚くほどの名演なのだが、その上、さらに巨大なおまけがついた。これがまたよい。
ブルックナーの3番を来日オーケストラの演目として聴くのは自分としてはこれが初めてではなかったかと思う。
先日のハイティンク指揮・ロンドン交響楽団でのブルックナー9番と並び、今年行ってよかったコンサートに決定だ。
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以下自慢話。
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『幻想小説神髄』について続ける。
ロシアの作家ではソログープ「光と影」とザミャーチン「洞窟」が収録されている。
「光と影」は大変淋しく心細く、そして何か心に跡を残さないではいない優れた小説で、こういうところが、幻想小説のみならず小説の本道であると思う。
「洞窟」は以前読んだときも思ったが、寒い。貧しい。それが何よりで、今回もやはりそうだった。
なお、ロシア作家の幻想小説なら、ほかにもあれとあれはどうか、と思うが、ここでは記さない。
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東雅夫編『世界幻想文学大全 3 幻想小説神髄』(ちくま文庫)収録作(ほぼ再)読中。
最初の方にドイツロマン派の諸作があって、ふと思ったのは、ドイツロマン派は基本的にメルヘンを書いているので、たとえば道端の花がいきなり話しかけてきても作中人物は驚かない、というところがある。
それらの次にくるヴィリエ・ド・リラダンの「ヴェラ」だと、「物理的現実」と「唯心論的超越」の相克という、近代人に分かり易いテーマになっているので、いかにも発生期の幻想文学と感じる。
ドイツロマン派のあたりはどうも「幻想文学」以前、というニュアンスだな、と個人的には思った。むろん幻想文学以前であるかないかは作品の価値には関係がなく、名作は名作である。
よしあしということではなく、私のイメージする「幻想文学」の始まりはどうもフランス世紀末文学くらいからなのか、と気づいたというわけで、この続きはまたそのうち。
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