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引用もとを探す手間

ある人と、とあるアニメーションが引用だらけという話をした。
それを熱心なマニアはひとつひとつ拾っては原典を探すそうである。
が、現在ではネット検索によって相当簡単にわかる、という話。
実は『黒死館殺人事件』もそのアニメと同じようなものかも知れず、そして現在では情報の取得が容易い。
引用をウェブ検索しながら話す『攻殻機動隊SAC1stGIG』の世界と近いところに私たちはいるという話。

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耽美注入後

ひき続き耽美道(なのかどうか知れないが)をさんざ逍遥して後、
そろそろ戻って(どこへ?)「中二病でも恋がしたい!」全12回など視聴してみたり。

思うのは三島由紀夫も倉橋由美子も60年代の「血と薔薇」グループ員たちの残したものは、きわめて洗練された中二病の表出であっただろうということ。
なお「中二病でも恋をしたい」に描かれる「中二病」はやや(いやずいぶん)偏った形で、ファンタジーに行くよりニーチェなんかを引用して世界を軽蔑的に語る方がよくわかるスタイルではないかと思うが。それでは憎らしいだけで可愛げないしな。
なお制作の京都アニメーション(「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」「けいおん!」等)の原則は「可愛い女子ならなんでも許す」か。というより、「可愛い女子だけで世界を語りたい」かな。

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黒蜥蜴

美輪明宏の『黒蜥蜴』、ル テアトル銀座で観る。1993年以後通算四回目。同劇場では二回目。
前回と大きくは変わっていなかったが、いくらか誇張される台詞が増えた。ふりも大きく、また一部ではよりコミカルな表現となっていた。今回の明智はやや色悪の口調だった。
前回、二幕目第一場岩瀬邸台所の場面が若干冗長に感じたが、今回は無駄が刈り取られていたように思う。前回よりスピーディであった。二幕目第二場ラストでの割台詞の決めがほぼ歌舞伎の形になっていた。
音楽はだいたい変わらず、「カルミナ・ブラーナ」も効果的に使われていたが、ただし、青山劇場で上演したときのように迫上がりが使えないのが惜しい。
第三幕第五場のラスト近くに黒蜥蜴が純白の衣装で舞う短いシーンは、ここで用いられるハチャトゥリアンの「マスカレード」の音楽とともに、「卒塔婆小町」の見せ場をアレンジしたものと思われる。
なお、一幕目、ホテルで明智が緑川夫人とともに12時を待つシーンで明智が読んでいた本は、夢野久作『ドグラマグラ』角川文庫版の上巻である。

たまに耽美注入。

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