前衛という発想
もうひとつの要素は前衛という発想について考えた件。
起源や原点を根拠とした権威を否定する姿勢をここでは特にさす。
すると、先行作品を素材として、新たな作品の制作を意図する評論も前衛的行為である。
柄谷行人が「文学のための評定」としての文芸評論を排したのもそうした態度のあらわれである。
それらは左翼的思想として示される場合も多い。
ただし今回はエッセイであるので、批評それ自体ではなく、批評行為ということについて記した。
またそれとともにモダニズムについて。(つづく)
| 固定リンク
最近のコメント